女・挑戦・50代 

うつ、乳がんを乗り越えた。さて、人生後半戦を豊かに生きるために何しましょう?な毎日

タイの人の記憶力

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うつ、乳がんからのV字逆転!海外でも自分らしく生きる

バンコク在住のアラフィフ・HiddenLilyです。

 

以前、コンドミニアムのドアマン、受付のお姉さんが

わたし達の部屋の階や番号、名前を覚えていて、びっくりしたことがあります。 

 

そこに引っ越してきてから日も浅く、自分から面と向かって

相手に教えたことは一度もなかったから。 

 

ドアマンのおじさんは、ドアを開けて、奥のエレベーターホールのドアも開け、

そして、開いたエレベーターに、すかさず、私の部屋の階を押してくれ、

受付のお姉さんには、外から帰ってきた時に夫宛の郵便物を渡された。

 

もちろん、ドアマンも受付のお姉さんも、そこで働いているからには住人の情報は

把握しているだろう。 けれど、まだ引っ越してきて間もない住人の顔と部屋番号を

どうやって一致させたのだろう? 

 

私は人の名前と顔を覚えるのが、特に苦手なので、本当に不思議だった。

 

イギリス人と日本人の夫婦が珍しくて覚えていたのかもしれない。

でも、夫と一緒の時はともかく、私一人の時だ。

 

タイ語のできない私達と、簡単な英語はわかるようだが、あまりしゃべれない彼ら。 

自己紹介をしたことも、個人的に話をしたこともないのだ。

 

また、コンドミニアムで営業しているクリーニング屋のお姉さんも、

一度で私の部屋番号を覚えて、2回目に行くと、部屋番号を私が言う前に

預かり伝票に書いていた。 

 

同じようにバンコクに来て最初の3ヶ月間を過ごしたホテルでも

受付のお兄さんがこちらの名前をいいながら、挨拶してくれていた。 

部屋番号ももちろん言わなくても覚えていて、それはそれは、

とても気持ちのよいものだった。  

 

こちらとしては、まさか相手が自分の名前を覚えていてくれているとは

思っていないからだ。 私は逆に彼らの名前は名札で見ているが、覚えていない。 

でも、さすがは高級なホテルだな、と感心した覚えがある。

 

また、こんなこともあった。 

3ヶ月滞在したホテルを出て、私達は他へ引っ越すことになった時だ。

 

引っ越した先はこのホテルの近所だった。 当然、たまにそのホテルの前を

通りがかることもあった。 そんな時、通りがかると、ホテルのガードマンは

いつも私に挨拶してくれていた。

 

バンコクでは高級なホテル、コンドミニアムの門にガードマンがおり、

出入りするゲストや住人に必ず挨拶をする。 でも、もう、この時私は住人でも、

ゲストでもなかったのに、ここのガードマンは私を覚えていてくれて、

挨拶してくれたのだ。  ビックリしたが、これもとてもうれしかった。

 

こういったことを日々見ていたので、タイ人は記憶力がいいんだなと思っていた。

 

しかし、これとは逆のことも。

週末に1度部屋の清掃、洗濯等をしてもらうことになったお手伝いさん。 

仕事ぶりが良かったので、もう1日、水曜日に来てほしいと頼み、

本人も了承してくれた。

 

だけど、当日。 待てど暮らせど来ない。

電話してみると木曜だと思ったとのこと。

へ?一緒にカレンダー見ながら話したよね?

と突っ込みそうになるのを我慢し、

結局その日の掃除はキャンセルということがあった。 

 

どうも彼女は、私達の部屋のオーナーが以前に頼んでいた

曜日だと思ったようだった。 

 

これは記憶力ということでなく、思い違い。

これも聞いた話だが、実はタイの人に多いらしい。

 

頼まれたことに対して、勝手に違うように解釈してしまうことが

あるらしい。今回の私の件のように、こちらと話が食い違ったり、

または、こちらが頼んでいたこととは別なことをしたり…。

 

相手が言ったことに意見したり、否定するのが失礼ということが

彼らの中ではあるようで、代わりに勝手に自分がいいと思うことを

してしまうことがあるようだ。 

 

これ以来、私も日時をいつもと変えるような時や

お願いをしている時には気を付けるようになった。

 

言い回しをシンプルにしてみたり、前日にリマインドしたり。

 

バンコクに来て、あまり細かいことを気にしなくなったが、

 

どうしてもやってほしい、必要と思うことは、こちらから

確認するのが一番確実だ。

 

でもこれはタイの人だけでないのかもしれないな、

等とも時折思う。