女・挑戦・50代 

うつ、乳がんを乗り越えた。さて、人生後半戦を豊かに生きるために何しましょう?な毎日

催眠療法(ヒプノセラピー)で前世を見た話:後編

f:id:HiddenLily:20190909190039j:plain

バンコク在住アラフィフ・Hiddenlilyです。

先日催眠療法(ヒプノセラピー)を受けて、

前世を見たようです。 

 

物語風に記述していますが、

その時の記憶を元にした

ノン・フィクション、後編です。

 

北ヨーロッパ(東欧?)にいる10歳の私。

 

前篇はこちらの記事☟
www.hiddenlily.me

 

普通じゃない家にいる前世

 

「次に家族と食事のシーンに行きますよ。1・2・3」

 

セラピストが言うと、食事のシーンになった。

あの長い大きなテーブルに人がいた。

テーブルの奥のほうに子供達が何人もいた。

 

…誰? そう思った。

 

私は一番端の席に座っていた。

向かいには大柄な、いかつい男が肉にかぶりついていた。

 

粗暴な態度だ。こちらを睨んでいる。

 

「テーブルにある食べ物は何?

あなたは何を食べてるの?」

 

…テーブルの上には何もなかった。

子供達の前にも、私の前にも。

食べているのは男だけだった。

 

…何かおかしい…この家は…おかしい。

胸騒ぎのような感覚があった。 

 

子供達…男…おかしい。

 

男だけが肉を食べて、子供達はなにも食べていない状況を

伝えるとセラピストは、私を男の意識に入るように誘導した。

 

セラピストが男に質問する。

「お父さん、あなたの目の前に座っている娘さん、

どう思いますか? なぜあなただけお肉を食べて、

テーブルには何もないのでしょう?」

 

男の目線でターニャが見えた。

ふてくされたような、可愛げのない表情が見えた。

 

「…言うことを聞かない。大人の言うことを聞かない

…子供達は別に食べる」

 

男が答えている時、私は悟った。

この人は父親じゃない! ここにいる子供達も…

 

「言うことを聞かないとは、

あなたの教育に対してということですか?

何か具体的に言うことを聞かないことが

あったのでしょうか?」

セラピストは質問を続ける。

 

私の中でどうしようもない強い感情を感じた。

この男は…この男は…

 

私はやっとのことで男の声を絞り出す。

「子供じゃない…こいつらは俺の子供じゃない。売るんだ。

 

私の目からどっと涙が溢れた。

 

よく理解できないイメージが頭を巡った。

強い悲しみが私の心を覆い、涙が止まらなかった。

体が緊張して、足先が何かから逃れるように必死に悶えていた。

 

路頭に迷っている子供達のイメージが浮かんだ。

村が襲撃?されるようなイメージもボンヤリあった。

 

ここにいる子供達は全員その子供達だ。

ターニャもその一人だった。

 

その後、10歳のターニャは吹雪の夜に

他の幼い子供1人と逃げ出すも捕まってしまい、

この世を去ったらしかった。

 

あまり細かいことはわからなかった。

所々セラピストの質問に対して、

何のイメージも感じも沸いてこなかったのだ。

 

ターニャからのメッセージ

  

「ターニャから何かメッセージはある?」

セラピストがターニャに聞いた。

セッションは終盤に近付いていた。

 

「…逃げる時、物凄く怖かった…」

私は彼女からのメッセージを感じると同時に

言葉に言えない恐ろしさの感覚を私も感じた。

 

ターニャが逃げる時に感じた圧倒的な恐怖だった。

それは私の体を駆け巡り、私を襲った。

 

そのあまりの恐怖に、私はまた子供のように、

泣きじゃくってしまった。 

 

彼女のメッセージは続いた。

でも、私、勇気を出したの。後悔していないよ。

 

彼女は勇敢だった。

でも、勇気を出してもうまく行かなかった。

 

そう、私は勇気を出して、

今の状態から次へ進むのが怖いのだ

ターニャの時、うまく行かなかったからなのか…

 

心理的に不自由で、家に閉じこもり、

明日どうなるかわからない、

不安な気持ちで過ごしている今…

 

今の状態は、彼女の時とは比べ物にならないが、

無意識に私自身が再現してしまっていたのかもしれない。

 

そして、ターニャはこういうメッセージもくれた。

「もっと人生を楽しんで」

 

私の中ですべてが腑に落ちた。

 

私は色々なところへ行ったり、

色々なことを体験したりするのが好きだ。

世界中にあることをすべて知りたい、経験したいくらいだ。

 

これは、あまり人生を楽しめずにこの世を去った

ターニャを反映していたのかもしれない。

 

前世を見たというのは、人によっては信じられないだろう。

私もまだ半信半疑だ。 

 

特に細かい設定、家の様子、自分の容貌、年齢、服装、

男や子供達との関係…

 

私が今まで得た情報や知識、見たもの、

聞いたものから来ている想像なのでは、

と思えなくもない。

 

でも、ひとつだけ確かなのは、

自分が「号泣」するほど感じた強い感情。

ターニャが感じた恐怖、悲しみを私も確かに感じた。

 

断言できる。

 

あれは本物だった。 

 

翌日知った真実

 

翌日、私はどうしても気になり、自分でしゃべったことが

本当にありえたのかをネットで調べてみた。

 

すると、16世紀頃までのヨーロッパでは

「バイキング」による人さらい、

人身売買が盛んだったことを記していた記事を見つけた。

もちろん、子供も対象だった。

 

特にスラブ系民族がその被害にあっていて、

一説にはスラブ人の「スラブ」は

英語のSlave(奴隷)の語源となったという話も。

 

スラブ系民族にはロシアを始め、その周辺の国々が入っている。

 

ただの偶然かもしれない。 

でも、こんな中世ヨーロッパの知識等、

世界史に興味もなく、学校でも習っていない私には、

知るはずのないこと。

 

この体験は、私の想像が生み出したものかどうか、

私自身もわからない。

 

でも、私には自分の魂が私へのメッセージを

確かにくれたのだと確信している。

 

当日、翌日と頭がぼーっとして、

体も疲れていた。

 

でも、なんだか、その後、気分は晴れやかだった。

 

☟私が受けた催眠療法(ヒプノセラピー)に関する情報

バンコクの心理カウンセリング&

ヒプノセラピールーム Humming Bird

http://hypno-love888.com/

(セラピストの先生には長時間施術いただき、感謝です)