女・挑戦・50代 

うつ、乳がんを乗り越えた。さて、人生後半戦を豊かに生きるために何しましょう?な毎日

手術前日の過ごし方

明日、手術日。
 
昨日の夜は手術日前日までの注意事項を読んでみた。 
脇の毛の処理は前々日までに済ますこと、当日はボディクリームなど
塗らないこと、食事は4時間前まで、飲み物は2時間前まで(カフェイン不可)などなど。
 
ついつい今までぼんやりしていた手術がいきなり
現実になった。 眠れなくなった・・・まだあと1日あるのに・・・
 
ということで、今日。
 
朝、術前の最終診察。両側全摘出とは言え、ガンの範囲は必ず取りつつ、
綺麗に再建するためにどういう風に切るかなど決めるらしい。
私の場合、乳頭からガンが遠いので、両側とも乳頭温存でよいよう。 ほ。
また、この時、左に今まで見つかったものとは別の石灰化、ガンの疑いも
見つかった…マンモだけなのでなんとも言えないまでも、今までの
結果からこれまた”黒”の可能性大とのこと。
 
正直、左は1センチの非浸潤なので、温存可能なのだ。
両側全摘、同時再建で決めたものの、ここ数日は温存の
道も考えるべきだったのでは?という思いもムクムクと
心に出てきていた。自分がそもそも、なんで全摘出・同時再建がしたかったのかも
忘れそうになっていた。
 
だけど、別の”ガン”の疑いで、自分の判断に自信がでた。
そう、温存すると、放射線治療をするとは言え、乳房にガンの種を
残すことになって、リスクがあり、両側の私の場合、そのリスクは
さらに高いと思われる。 そうであれば、すべて取り去って、面倒な
放射線治療を飛ばし、さらにそのリスクも最小限にしたほうが
自分にはあっているのではないかと。
自分の乳房にはそれほど執着はないのだ。
 
やっぱり私の判断は間違っていないんだ。
もう、迷いはなかった。 
 
診察の後、患者会に出て、他の手術体験者、同時再建をした方や
10年前、20年前に全摘出されて、再建をしたいとクリニックに来られた方、
ガンと診断されて、セカンドオピニオンをいくつかこれから取る予定という方など、
さまざま。 今週手術という方もいた。
私はここの患者会が好きだ。明るい雰囲気もそうだが、やはり、本音でリアルな
体験や意見、情報をやり取りできるからだ。
私の心配だった1泊2日で本当に大丈夫なのだろうか?という疑問には
同じクリニックで同時再建された方が事細かくその時の状況など話してくれた。
胸から出たドレーンから血をなるべく出すように姿勢は仰向けのままにしていたら、
次の日の早朝にはしずく程度になっていたことをお話してくれた。
そういえば、別病院でもらった乳がん手術についての冊子にはドレーンから液が出なくなったら、
退院とあった。なるほど、1泊2日でもドレーンからの液が出なくなるようにすれば
問題ないわけだと、納得。
 
また別の方は痛みが1週間続いているとも。あ~やっぱり痛いのか~と
思いつつ、ただ、耐えられない痛みではないらしいこと、個人差も多少あること、
痛み止めを飲んだらピタッとおさまった人もいたなど、痛みに関する不安も
話を聞いたことでなんとなく折り合いがついた。
 
同じ体験をしている人、した人と話すって大切だなあとつくづく感じる。
 
そんなこんなで、この後は・・・ストレス発散、不安発散のカラオケ!
母親と二人、歌いまくり、そしてその後は近所の温泉へ。
 
夕飯も終わり、昨日私と同じく眠れなかったという母親は
いびきをかいて、寝ている。
 
私も明日手術だけど、今日はゆっくり眠れそうだ。