女・挑戦・50代 

うつ、乳がんを乗り越えた。さて、人生後半戦を豊かに生きるために何しましょう?な毎日

乳がん両胸全摘&同時再建手術:翌日退院

手術の翌日、電気がついて起こされた。時計を見ると5時45分。
6時(だったと思う)から先生の診察の後、朝食。
 
朝食はコーンスープ、オレンジジュース、サラダ、サンドイッチ、フルーツサラダ、
ヨーグルトと盛りだくさん。 
 
「量が多いので、食べきれなかったら残してもいいですよ~」と
看護師さんに言われたが、ほぼ完食。 前日朝8時に朝食を取ってから、
何も食べていなかったので、とてもおいしく感じた。
 
朝食後は、看護師さんにお小水の管や胸についたドレーンチューブ、点滴などを
はずしてもらったが、胸に入っているドレーンチューブを引き抜くのが、とにかく痛い…
痛みで涙が出たほどだ。 入院してから多分一番の痛みだったと思う。 
 
このドレーンチューブは血や体液を出す管で、ここから液体が出なくなったら退院と
他の病院ではなっているようだ。 体液が溜まってしまうと早めに抜いてもらう処置を
してもらったほうがよいのだ。 
 
手術日の夜に見たときは、両方ともどす黒い血の色だった管が、
朝には右は透明な部分が出ていた。 左は血の色のままだったけど。
一晩で本当に取って大丈夫?とは思ったが、まあ、何かあれば連絡すればいいかと
あまり気にはならなかった。
 
ただ、同室の方はどうやら高血圧で血の量が多かったようで、
チューブは抜かず、自宅までそのままで帰られたよう。
3日後に診察に来てくれと言われていた。 
 
お小水の管を抜くとき、「色のついた液を体に入れたので、おしっこはしばらくグリーンですけど、
びっくりしないでくださいね」と言われた。
 
おしっこのバックを見ると染めたように綺麗なクリスタルグリーンだった。
自分では全く出ないと思っていたが、結構な量を排出していたのだな~と
思ったのと、とても綺麗な色でおしっこもこの色なら汚く見えないなと変なところで
感心してしまった。
 
ところで体にいれた色のついた液とは、多分センチネルリンパ生検で入れた液のことだろう。
ガンが見つかったところから青い液を入れて、到達するリンパのみ切除して、転移の有無を
見るのだ。 
 
以前に見た乳がんの方のブログに、おっぱいが青くなって珍しいので
写真に撮ったとあった。私は麻酔をされてから実施されたので、惜しくもそれは叶わなかった・・・
見ておきたかったな。 アバターなおっぱい。
 
管をすべてはずされてからは、おトイレに歩いて行った。 胸が重くて(感じて?)よたよたしていたが、
問題なく歩いておトイレに入ったが、出なかった。 
 
ベッドに戻ると、痛みに対しての説明や対処法、シャワーやお風呂についてなど、
退院後の注意を書かれた紙と薬を渡され、説明を受けた。
 
薬は腫れ止めの薬(抗生物質?)、痛み止め(服用&座薬)、胸全体に塗る軟膏を、
軟膏はチューブ1本のほかは3日分ずつもらった。
 
そのあとは着替えをして、8時半にはもう退院だ。 24時間もここにはいないのだ。
受付で迎を待ったが、家族が来たのが9時過ぎだったので、
その間はちょっとつらかった。 
家族が来た時、ぎょっとした顔をして、心配そうな顔になった。
後で聞くと、顔が真っ青でびっくりしたらしい。
 
支払いや次回の予約は手術前にしてあったので、何の手続きもなく
クリニックを後にする。 母親は医師や看護師さんに礼をいいたかったらしいが、
受付にはだれもおらず、看護師さんも奥に引っ込んでしまったので、
少し不満そうだった。 
 
この日は家に戻って一日安静。 食事の時などに起きるくらいだった。
胸には分厚いバンドをしたまま。 少し痛みがあるかなというところで、
痛み止を飲んでいたので、特に苦痛には感じなかった。