女・挑戦・50代 

うつ、乳がんを乗り越えた。さて、人生後半戦を豊かに生きるために何しましょう?な毎日

もしも明日世界が終わりを迎えても

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「もしも明日世界が終わりを迎えても、
私は今日りんごの木を植える。」
 
宗教改革をしたルターの言葉。
 
なんだか、はっとさせられた。
 
明日世界が終わりを迎えたら、
何も残らないのに、将来の希望を示すような
実のなる木を植える…
 
乳がんの告知をされた直後、死を覚悟した。
それと同時に自分のいままでの生き方を反省した。
 
明日もまた同じ一日があることを
疑わなかった昨日。
 
考えたこともなかった。
自分の死と命には終わりがあること。
 
明日世界が終わりになるとしたら、
私がしたいことは可能であれば暖かい南の島のビーチで
愛する人と綺麗な夕日とおいしいご飯を食べたい…
 
そう、終わりの時はあきらめて、静かにそのときを
迎えることしか考えたことはなかった。
 
それも、全然悪くない。 悪くないけど…
私はそれでいいのだろうか?
 
いつも、なんだか自分の人生が失敗だったような、
中途半端だったような。何も残らない人生。
 
明日終わりだったとしたら、
あきらめてそれでいいの?
 
もちろん、私はすぐには死なない。 
手術でガンは取りきった。
 
でも再発のリスクは今後一生つきまとう。
明日ではないかもしれないけど、
何カ月後に私の世界に終わりが宣告されるかもしれない…
 
それはガンであっても、なくても一緒。
いつか必ず人は死ぬ。
 
その終わりには、あきらめしかないと
思っていたのかもしれない。
 
今はできないことがあるし、
これからもできないことがある…
ましては新しいことなんて…って。
 
でも、自分の人生が中途半端に感じたら、
あきらめちゃいけないんだ。
 
明日が終わりだったとしても、
今日を、今日持っている希望を
諦めちゃいけないんだ。
 
今からでも毎日リンゴの木を植えよう。