女・挑戦・50代 

うつ、乳がんを乗り越えた。さて、人生後半戦を豊かに生きるために何しましょう?な毎日

海外の病院で赤チンアレルギーって言うべき?

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バンコク在住アラフィフ・Hiddenlilyです。

 

今年に入って病院づいている。 先月風邪をひいてから2週間経っても咳が止まらず

病院へ行くことになった。 これで、今年病院へ行くのは4回目。

hiddenlily.hatenablog.com

 

毎回違う科への診療なので、いつも聞かれることの一つは

 

アレルギーのある薬はあるか?

 

病院にも患者であるこちらにとっても重要な情報だ。

 

でも、私、これいつも困ってしまう。

というのも、私が唯一アレルギーのある薬は「赤チン」だからだ。

 

50代以降の方なら、知っているであろう、赤チンという消毒薬。

擦りむいた、怪我をしたというと、病院でも、学校の保健室でも、まず赤チンを

塗られた。 

 

その名前通り、傷口とその周りが真っ赤になった。

私はこれでかぶれたのだ。 

 

1度目は赤チンのせいだとはわからなかった。 

患部が小さかったのか、塗られた量が少なかったのか、

多分痒みが出た程度だったのかもしれない。

 

その後、家の階段から滑り落ちて、膝を擦りむいた時に

病院で赤チンをべっとり塗られた。

 

すると激しいかゆみと、みるみる患部は水疱に覆われ腫れた。 

あまりの酷さに、やっと私本人、母親も私には赤チンは合わないのだと

気が付いた。

 

ネットでみると、少ないが、同じように赤チンでかぶれる人はいるようだ。

どうも赤チンに含まれる水銀に反応しているらしい。

 

あれほどあの当時使われていた赤チンに水銀が入っているとは・・・

と少しショックでもあったけど。

 

さて、この赤チン(水銀)へのアレルギー、病院で言うべきかどうか、

いつも一瞬迷ってしまう。

 

日本ではほぼ見かけなくなったものの、やはり念のためということで

日本の病院では申し出ている。

 

が、ここバンコク。

赤チンって英語でなんて言うの? そもそも存在するのかしら?

なのである。 

 

グーグル先生の翻訳でも、なんとも訳のわからない英語になっていて、

困ってもいた。 Red Chin...ってグーグル先生…(- -;)

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今回もやはりアレルギーのある薬を聞かれたので、

消毒薬で赤チンというのに反応すると言っておいたが、

赤チンがなんなのかわかってもらえているかどうか疑問。

 

今のところ薬をもらうとするとすべて内服薬なので、

特に問題はないが、毎回悩んでしまう。

 

夫にもこの話をしてみたが、やはりイギリス人の夫も

赤チンとはなんぞや?ということに。

 

そこで、他の国でなんという商品で売られているかを

ネットで調べてみることに。

 

すると、商品名はマーキュロクロム液(Mercurochromeと判明。

赤チンは日本での通称で、希ヨードチンキが茶色に対して、

こちらは赤いため、赤ヨードチンキ→赤チンと呼ばれていたようだ。

ちなみに赤チンにはヨード液は入っていないよう。

 

そしてびっくりなのは、まだ日本で販売されているということ。

一時期、どこにでもあった赤チンが、どこにも姿が見えなくなっていたので、

かなり昔に製造中止になったとばかり思っていた。

 

水俣病の事件をきっかけに、日本では70年代に原材料の製造が

禁止になったものの、原料を輸入して、世田谷の三栄製薬さんが日本で唯一、

細々と今も製造・販売しているとのこと。

 

ただし、20195月をもって日本薬局方(厚生労働大臣が定めた医薬品の規格基準書)

から削除され、また2020年末をもって、国内製造も規制されるらしい。

 

ウィキペディアによると、現在でもスイス、ブラジル、フランス、ドイツ、

アメリカ以外の国では入手できるよう。 タイはどうなんでしょう? 

マーキュロクロムという名前では販売されていないようですが、不明。

 

でも、結構使用されている国は多そうなので、調べてよかった。

これからは、アレルギーのある薬を聞かれたら、

マーキュロクロム(Mercurochrome)って言うつもりです^^