女・挑戦・50代 

うつ、乳がんを乗り越えた。さて、人生後半戦を豊かに生きるために何しましょう?な毎日

この時期しか味わえない料理も!タイのベジタリアン・フェスティバル

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バンコク在住アラフィフ・Hiddenlilyです。

 

毎年秋にタイ全土で行われるベジタリアンの

フェスティバルがあります。

 

旧暦により毎年違うのですが、

今年は、2019年は9月28日から10月7日まで。

 

でも、先日行ったスーパーでは、すでに、

フェスティバル用の飾り付けがされてました。

 

この時期しか見かけない「ベジタリアン」スナックや缶詰、

インスタントラーメン、調味料等も特設スペースに

並べられていました。

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☟私も興味深々で缶詰と代替肉??スナック??

買ってみました。 まだ食べてません。

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フェスティバルが始まると、タイ中には専用メニューを売る

黄色いサインの屋台が出回り、このようにスーパーなどでも

黄色地に「齋」の入ったシールが貼られた食品が溢れます。

 

ちなみに「齋」はジェーと読んで、

菜食・ベジタリアンを意味します。 

 

セブンイレブンでも専用食品が売られます。

  

このフェスティバルで言うベジタリアンは

正確に言うと、一般の「ベジタリアン」や「ビーガン」と違い、

特に「ジェー(齋)」と呼ばれます。

 

ジェ―(齋)とビーガン、ベジタリアンの違い

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ベジタリアン

主に肉を食べず、野菜を中心とした食事

そうした食生活をしている人のことです。

ベジタリアンの中でも、卵、牛乳などの動物性食品に

限って食べる人もいます。

 

ビーガン

ベジタリアンよりも厳しい制限をしていて、

動物はもちろん、ミルクや卵等の動物性食品、

蜂蜜等の動物が作る食品も使わない食事、

そういった食生活をしている人のことです。

 

また生粋のビーガンの人達は、食品以外でも

動物を使った革製品等も使いません。

 

ジェー

オリエンタルベジタリアンとも言われます。

ベジタリアンに近く、すべての動物性食品を使わない

食事ですが、さらに、刺激のある野菜、

例えばにんにく、玉ねぎ、単独にんにく、ニラなども

使いません。 

 

私は乳がんと診断されてから、

自称フレキシブル・ベジタリアンとして、

四つ足動物(牛、豚など)以外は野菜中心として

食べています。 

 

タイのベジタリアンフェスティバルの始まり

これは19世紀に始まったと言われています。

 

ある時、プーケットの中国人労働者向けの

公演で訪れていた中国の京劇団員達が、

次々と病に倒れたそう。

 

でも、厳しい菜食制限と、中国の9人の皇帝神へ

熱心な祈りを行ったところ、団員達は病から

回復したというのです。

 

これを見た地元の人々が、彼らが実践した菜食に

興味を持ち、広く受け入れられるようになった

というのが、フェスティバルの由来らしいです。

 

今では、この期間の厳しい菜食は、

個人と自分のコミュニティの幸福を祈るために

行われているようです。

 

バンコクでフェスティバルを楽しむなら

フェスティバル発祥と言われるプーケットが、

規模としては最大ですが、バンコクでも特に

中華街(ヤワラ―ト)でセレモニーやイベント、

専用屋台が沢山出現してこのお祭りを楽しめるようです。

 

この時期しか味わえないジェーメニュー

ジェーメニューには魚介や肉に似せた

素材を使っていることもあり、

素材には主に豆腐や大豆プロテイン、

その他の豆類や野菜で出来ています。

 

限りなく食感や味が近いものも、

まったく別物もあり、

「どんな味なんだろう?」

と好奇心をそそります。

 

タイ料理でよく使われる、魚から作られるナンプラーも、

この時期だけは醤油やキノコソースに代用されます。

 

つまり、1年でも、

この時期だけしか味わえないタイ料理

出会えるわけです。

 

この期間にタイにいらっしゃる方は是非、

黄色を目印に、ジェーメニュー・食品を

楽しんでみてくださいね。