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幻想的なタイの灯篭流し:バンコクでロイクラトン祭りを楽しんできた

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バンコク在住アラフィフ・Hiddenlilyです。

 

タイには様々の行事があります。

昨晩、2019年11月11日の夜はロイクラトン祭り。

タイの灯篭流し祭りでした。

 

夜間の暗がりに浮かぶ「クラトン(灯篭)」の明かりが、とても幻想的なお祭りです。

 

ロイクラトン祭りの一環として、チェンマイのコムローイ祭りも素敵なのですが、

バンコクで気軽に楽しめるロイクラトン祭りも素敵なんです。

 

そのロイクラトン祭りを近所の公園、ルンピニー公園で楽しんできましたので、

そのご報告。

 

ロイクラトン祭りとは

乾季の始まり、11月の満月の夜に行われるお祭りで、ろうそくの火をともしたクラトンを、願いをこめて水辺で放ちます

 

13世紀、スコータイ王朝の王妃が蓮の花をかたどったクラトンを、満月を映した川に流したのが始まりと言われているようです。

 

古くから行われている風習で、水の女神に豊穣を感謝し、「水の祭典」と言われています。

また、それまでの怒りや恨み等のネガティブな感情を「流す」という意味もあるようです。

 

昔は、川や運河で行われていたのが、最近はお祭り後、大量のごみとなったクラトンの片付けのため、バンコクでは川や運河でのロイクラトンは規制されているようです。

 

代わりに池、その他、学校やホテル、家族の多く住むコンドミニアムなどでもプールで開催しているところもあるようです。

 

バンコク内の池のある公園等公共の場所でも、ロイクラトンとしての使用で解放され、多くの人がクラトンを流しに行くようです。

  

残念ながら、私達の住むコンドミニアムではロイクラトンの催しがなかったのですが、近場のルンピニー公園で毎年やっているとの情報をキャッチしたので早速行ってみました。

 

ルンピニー公園でのロイクラトンの様子

日が落ちて、暗くなってから公園に着くと、公園の入り口にはクラトンを売るお店が複数あり、人も結構来ていました。

 

写真を撮るだけ…と思って来たのですが、折角なので、私もクラトンを購入。

灯篭流しを実際にやってみることにしました^^

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色々な形のクラトンがありました。 

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鳥や龍をかたどった飾りがついていたり、結構カラフル。

 

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自分で手作りのものを使う人もいるようです。

 

私は素朴なお花の飾りのクラトンにしました。

80バーツ

 

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お店のすぐ横で、せっせとクラトンを作っている人達。

 

見るだけと思って来たので、ライターやマッチ等、火をつけるものがありません。買ったお店の人に火をつけてくれと言ったのですが、中にあると言われました

 

公園の中で火をつけるサービスでもやっているのかな???

と思いつつ、買ったクラトンを手に載せて中へ入ります。

 

既に多くの人が来ていて、公園の池にも浮かべています。

 

公園には大きな池がありますが、あちこちにクラトンの光が見えます。

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ビルの明かりと、その反射、クラトンの明かりで、とても幻想的。

 

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多くのクラトンは火が消えてしまっていましたが、残った光でも十分キレイです。

 

私も自分のクラトンを浮かべようと火を探したのですが…どこにも火をつけてくれるサービスなどありませんでした… 

 

え~???どうするよ、これ?^^;

 

火つけないで流す? 

それとも家に持って帰る?

 

と困って周りを見渡し、誰か他の方に火を借りようとも思ったのですが、

ふと見ると、水面に勢いのいい炎のクラトン。しかもワニ?亀?

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ここから火をおすそ分けいただくことに。

 

でも、なぜか、最初について、すぐ消え、その後はろうそくが

溶けるばかりで火がつかず。

 

数分格闘したものの、あきらめて、火のないクラトンを流すことに

 

あとで知ったのですが、流したクラトンが見えなくなるまでその火が灯っていれば、これから1年間、幸運が舞い込むとか…

 

え~と、流す前に火がつかなかった私の場合は…やっぱり問題外、ってことになるのしょうか^^; かなし~。 

 

 

さて、公園には友達同士、恋人同士、家族連れなど、多くの人々が来ていました。多分観光客も多かったと思います。

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火をつけたクラトンを持って、みんな記念撮影

丸くて大きいクラトンを持った人が多くて、バースデーケーキを囲んでいるよう^^

 

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子供達はタイの民族衣装を着ていて、可愛らしかったです。

 

遠くに見えるクラトンは幻想的できれいなのですが、中にはボーボーに燃えて火事状態のクラトンも。

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煙が…

 

みんな池に流す前にお願いをしていたようです。

私、これも知らず、さっさと流しちゃいました^^; 

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二人でお願いごと。

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結構真剣にお願いしてました。

 

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水に流した後でもいいんですかね。

 

いつもはオオトカゲが沢山いる池。

時折、クラトンが怪しげな動きをしたり、下からが出てきたり。

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魚がクラトンの下で、なんだこりゃ~(驚)ってしていたんでしょうか。

いつも静かな公園の夜に、訳の分からないものが頭上に沢山あって、びっくりしたでしょうね。

 

あと、数多くのクラトンを見ながら、「明日、回収大変そう…」と現実的なことを思ってしまいました。

 

バンコク市内でロイクラトンはルンピニー公園の他、ベンジャシャリ公園ベンジャキティ公園等でも行われているようです。

 

来年は手作りのクラトンを用意して、ばっちりお願いしてから水に流すようにしようかな?

ルンピニー公園について

バンコクの高速鉄道・BSTラチャダムリ駅から徒歩8分、

もしくは地下鉄・MRTルンピニー駅から徒歩3分ほどのところに

ある公園です。

 

バンコク中心部では最大の公園で、オオトカゲがいることでも有名。

ランナーが早朝・夕方走っていたり、ヨガ、タイチを楽しむ地元の人々の憩いの場。

 

私も去年、マラソン大会出場のトレーニングとして、毎週ここで走っていました。 www.hiddenlily.me